追記 防水型でなくてもよいのかも知れない。
追記が最初にくるのはなんか変なのだが。GPSのレシーバーは、船内に設置しても受信するようなのである。
GPSの電波は、どうもFRPを透過するようだ。
実装した段階での私の体験では、2隻のヨットでキャビン内に設置して試したところ、いずれも支障なく自船位置が表示された。
となると、船外に設置する防水型でなくてもよいことになるのだが。しかも国内で入手できる機種も対象になり手間が軽減でき接続のトラブルも相談し易い利点が生まれることになる。価格も国外からの送料がかからず安く済みそうだ。
しかし、それぞれの器機、各艇の状況によって、実際に試した訳ではないので、何ともいえない。自己責任で選択してもらうほか無い。(06年5月)
☆早速この電子ナビを実装したAntaresIIIさんからも国内で入手した機種(BU-353 SiRFstarIII (USB))で船内設置で問題なかったとの報告を頂いた。(06年5月)
以下の記述は、私が当初にトライした状況なので、参考程度に見て下さい。
1万円を切る安いものもあったりするのだが、長時間天日にさらしたりせず、雨には注意というもので、ネットで探せるのは、ほとんどが陸上使用が目的だと思われ、海に使えるものとはいえないものばかり。
こちらが希望するものは、
1,SOBと接続できるNMEA0183規格のもの
2、海上での使用に耐えられる耐候性を持つもの(注 追記参照)
3,PCへの接続が容易なもの(USB接続 シリアルポートが無いので)
で、なかなかみつからなかったが、これもまたどうしたことか、オーストラリアの会社、Rojone社の製品が該当した。Genius 1という製品である。
*他にも防水仕様のGPSレシーバーがみつかった。
米国の会社だが、こちらの方が安かった。USB接続コードもある。購入が済んでからだったのが残念。POLSTAR社のPGM-111(60$ぐらいだったかな?)。 国産で同じ仕様のイオ-111(1万円ちょっと)というのがあるがよく似ているので、ことによると上記のOEMかも知れない。こちらは防水と表記されてないので対象にしてなかったが。イオ-111いついては
*SOBソフトのDigiBOATでも別の防水レシーバーを扱っている。
RojoneのHPで、GPSの頁に行って、巻頭にあるGPS Catalogueの.docファイル(PDFとなっているが)をダウンロードして覗いてみると、
MINI - GENIUS 1 USB Standard module package
シリーズの中に
G105NU3XUSB01C-MAXI
3 Mtrs Cable, Harsh Environment Housing, Heavy Duty
Screw Fixing Points
と言う製品がある。
メールでのやりとりの結果、この製品を奨められた。
アンテナは内包されている。
海上使用に耐えられる耐候性を備え、防水仕様である。
USBケーブルで、電源も同軸でPCから供給されるので、すっきりしている。
ケーブルの引き出し口は、サイドからにして、デッキ上に置けるようにした。
こちらの希望で、USBケーブルの長さを5mにしてもらった(結局艇外に持ち出さなくても良くなったので、その長さは必要ではなかったが 06/05)。
したがって発注型番は、G105NU5XUSB01C-MAXIになった。
スペックについては、RojoneのHPに載っている。
C-MAPの接客(顔は見せてないが)の悪さに憤慨していたので、先方の対応は迅速で、とても好感がが持てた。決定すると、見積をPDFファイルで送って来てくれる。時差が少ないので、連絡もイライラしないで済む。
支払は、Shopping Formが備えてないので、クレジットカードの場合は、カードと運転免許証のコピーを要求されたが、ご愛敬というところか。
GENIUSの接続
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届いたものは、 GENIUS本体(USBケーブル5m付)
ドライバーインストール&マニュアル用CD-ROM (HPのデータをそのままぶち込んだようなゴチャゴチャな内容)
ドライバーはHPから直接ダウンロード出来るので、CDは無くてもよい。
紙のものは何も無い。挨拶文ぐらいあってもいいのでは。
車載用に比べちょっとごつい感じがするが。安心感はある。 |
COM PORTの設定に手間取ったが。なんとか接続できた。
CD-ROM内のマニュアルを読んで、手順に従い、GENIUSを接続後ドライバーをインストール。*1 PC本体のSOBフォルダー内のSOB_COM.exeで、使用するCOM PORTの指定を済ませ*2,3、SOBを立ち上げると、自船位置がチャート上に表示された。
*1 私の場合は、デバイスマネージャーで覗くとUSB項目は、マニュアル通りには記述されてなくて'汎用USBハブ'となっていたが、ダブルクリックして詳細を見ると'Rojone GPS Genius ・・・'とちゃんと表記されていた。これはこれで問題はなかったが。
*2 COM PORTが別に2つ必要だが、ポートの項目に新しい仮想のポートが表示されなかった。インストールが完全ではないのだと思う。私のマシーンの何かのせいかも知れない。親切に対応してくれたが、メールでのやりとりで解決がつかなかったので、私は別の方法で解決した。
*3 うまく行かない場合、PCからの電力供給が不安定の場合も考えられるので、ACアダプターのついたHUBをGENIUSにかませる方法もある。
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質問にも親切に答えてくれてよかったのだが、私のWin2000との相性が悪かったのだろう、Hyperterminalでは信号を受信しているのが確認されているのだが、SOBソフトでの表示がなかなかうまくいかなかった。
RojoneとSOBの担当者をかなり煩わせてしまった。
GENIUSのいいところは、電源をUSB同軸でPCから直接取れること。GPS用電源を別に取る機種だと線1本でという訳にはいかない。 |
GPSのUSB接続 シリアルポートが無いPCの機種はUSB接続になるが、すんなり行けばいいが、VirtualでのCOM Portの設定、これが結構難敵で皆さん苦労している。海外GPSサイトでも目につく質問項目だ。 |
GPSレシーバーの購入費用
GENIUS |
163.00US$ |
消費税込み |
送料 |
61.05US$ |
消費税込み |
総計 |
224.05US$ |
281.46AUS$ |
他に、どういう理由か分からないが、輸入関税1000円(消費税込み)がかかった。税関に問いただそうかと思ったが少額だったのでやめた。
送料が重量の割に高いかなー。30$ぐらいと踏んでいたのだが。
別の機種では、もっと安く出来たかも知れない。
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