実践編

さあーて、GPS、C-MAP、SOBが合体する時がやってきた。実際に動くか?
【内容】
◆電子チャート
◆ナビゲーション・ソフト
◆GPSレシーバー
◆ナビゲート実践
◆付録
FAQは終了しました


◆船内で長時間使うとなると、バッテリーではもたないので、PCをDC12Vで動かすのには、
インバーターを使ってAC100Vに変換する必要がある。*これは予算に入れてない
★東芝製は15Vなので、12Vから直結でOKとの指摘をいただいた。--きらきら丸 岡さん
*インバーターについてはこちらを参照

インバーター経由でPCの電源をとる

*後日、PCを揺れから守る固定台を作成して取り付けた。こちら

◆GPSレシーバーを設置。
*GPSレシーバーの設置場所だが、艇内に置いてみたら、アレレちゃんと受信していた。FRPは電波を通すようだ。となると、防水仕様でなくてもよいことになるのかなー。
ハルの厚みとか、走行中とかいろいろ試したわけではないので、なんとも言えないが。

◆GPS端末をPCのUSB口に接続。

◆PCを立ち上げ、ドングルを差し込み、チャートを読み込む(正確にいえばプロテクトを解除)。
*ドングルはSOBソフトを立ち上げた後ならば抜いても支障ない。邪魔だから抜いておこう。

◆SOBを立ち上げると、マリーナにいる自船位置が表示された。
感動もの。今までの苦労が報われた。


かなりの精度(当たり前か。車だって道からはずれないのだから)
*世界測地系(WGS84)と日本測地系
C-MAPはWGS84なので、古い日本測地系の紙海図で読み取った測地データとはズレが出るので注意。緯度にもよるが直線で500〜700mぐらいはずれる。

下図 走行中の図 青ラベルで通過地点までの距離と方位を表示するようにしてある。
茶色のラベルは自船のデータ。6.0knで200°M方向へ進行中。このあたりの真方位との偏差が7°であることが分かる。
艇から出ている赤色ラインは、最終目的ポイントへの方向を表している。
207°Mへ向けないと人工島に突っ込むことが分かる。チャートでなくてもそれぐらいわかるのだが。


結果は、GPSの精度、チャート、ナビゲーションソフトともども大いに満足できるものであった。
プロッターより大きい画面で、見るのがとても楽だし、シームレスで各チャートがつながっていて、日本各地を瞬時に表示できるし、マウスを使ってのWayPointやルートの記入などの扱いが非常に楽な点は、PCならではのものと言えよう。満足、満足、大満足!

闘い済んで

PCに詳しくない身としては、ひととおり機能するのが済んでホッとしたというのが正直なところ。

費用をまとめてみると、

チャート関係 

275.88US$
ナビゲーション・ソフト
GPSレシーバー関係 224.05US$
総計 499.93US$
*半年後には、購入しなければならないが。3千円ちょい。

500$という目標はぎりぎりでクリアーできたことになる。(ちょっと無理矢理めいているが)
GPS関係はもう少し安くできたかもしれない。
機能面から見ると十分満足できるものであった。


PCの固定台を作成 07/07


チャートテーブルの上に板を置いて、その板を台にしてPCを固定する。
★チャートテーブルがスターン方向に向いているので、船内に入ってきて直ぐに見えるように、PCは横向きに設置した。
★チャートテーブルに穴を開けないで固定するのはちょっと考えさせられた。デーブルの蓋が開くようにもしなければならず。
★PCを台に固定するのは、板状のゴムを着けた枠。枠の2面はスライドして挟み込むようにした。
台を固定したところ。
  
台は金具でチャートテーブルに固定
 
PCを置いた状態。
 
一式をPCに取り付けたところ
PCを使用しない時はインテリア風に裏に全国図(行ったところに赤点を)を描いた。
 



PCナビゲーションで、疑問などを解決する場として自由投稿FAQがあります。そちらもご覧下さい。