最初に、お断りを

まず、お断りしておかなければならないことがあります。
このナビゲーション・システムに取り組んだのは、2005年でした。ナントカ導入にまで漕ぎ着けてHPに上梓したのは翌06年の初頭でした。
それから、だいぶ経ち、情勢も変わりました。
豪州のDigiBoat社のナビゲーションソフトSOBは、結構高くなりました。5倍ぐらいになったでしょうか。
各国版も出るようになりイタリア、仏、独、蘭、ノルウェーが製品化されたのに続いて露、スペイン、ポーランド版の計画もあるとか。
その流れから、日本語版制作も進行中という話は聞いたのですが、その後どうなりましたか

そんな訳で、現在ここで紹介しているのは、いまや昔の物語ということになります。
すいぶん苦労した想い出もあるので、まだ、掲載していますが、
その辺を心得て、ご覧頂ければ幸いです。
2010年3月


【内容】
◆電子チャート
◆ナビゲーション・ソフト
◆GPSレシーバー
◆ナビゲート実践
◆付録
FAQは終了しました

はじめに・・カーナビが妬ましい

カーナビはとても良く出来ていてつくづく感心させられる。見知らぬ土地でのレンタカーにも、これがついていれば、苦労なく目的地にたどり着ける。
カーナビは、いうまでもなくGPSと地図を利用したナビゲーションシステムである。

そもそも、GPSを使った位置測定装置は、まず航海用に使用されたものだった。
しかし、今日の有り様を見ればどうだ。陸用のいたれりつくせりのサービスに比べ、海用のものは、なんとお粗末なんだろう。
古い装置をずーっと使い続けているせいもあるのだろうけれど、海岸線はのっぺらぼうな幾何学模様だし、灯標も暗礁もな〜んも出ていない。もう少し色気があってもよさそうなもんだ。カーナビが妬ましい。
経済原則からすれば、需要がはるかに多い方にシフトするのは当然だとしても、それにしても差が有りすぎる。

悲憤慷慨ばかりしていても仕方がないので、気を取り直して、少し考えてみた。
時代も移り、近頃では様子が変わってきているのではなかろうかと。
その気になってあたってみると、電子チャートなるものが世に出ていて、それを使ってナビゲーションが出来るらしいということがおぼろげに見えてきた。

どうせ、高価で手の出せるしろものではないだろうが、とりあえず調べてみっか、と、斜に構えて掘り進んで行くと、そうでもなさそうだ、という鉱脈にぶちあたった。
あとは一瀉千里、まっしぐら。

ということで、パソコンを使う電子チャートナビゲーション・システムを手に入れ、実際に使用するまでの奮闘(端から見れば、混乱)の顛末を以下綴って行く。
使用したチャートとか諸々は、あくまでも独断で選んだもので、宣伝するものでもない。参考になればと公開する次第。

予算は500$ はたして実現できるか? (今は無理です) 

ここでのコンセプトは、手元にあるPCを使って、日本の何処でも使える全国版であること。そして低価格。さらに予算上許される範囲での、高機能。である。
目標は、5万円にと思ったが、レートが動くので、500$にした。さてどうなるか?

次は、何が必要かということについて。

2006.01

(*記述後に判明したこともあると思うので、それは追って加筆していきます)

使っていたPCが壊れかけてきたので、急遽他のPCでナビを行うことになった。
SOBソフトをダウンロードしに、久しぶりにサイトに行ってみて驚いた。

SOBソフトは、いつのまにか、CDによるStandard版で
ASD $350,日本円では25、000円(変動する)ほどになっていた。
私の買った時2006年当時は、サービス期間ということもあったが、4000円ぐらいだった。驚いてしまった。
日本からの購入も多いのか、価格の円表示もなされている。
経営が変わったのか、それとも強気になったのか。
安い、便利だと、そうそう気安くお奨めできなくなって来た。(2009年07月記)