選択肢がそうそうあるわけではなかった。しかも、それぞれの電子チャートを購入して比較するなどというのは出来ないし。
こちらの主旨に近い、もしくは合致したものを選択したということだった。
その主旨とは、
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1
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日本の何処にいても利用できるエリアをカバーするもの
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2
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実用に値する精度をもったもの
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3
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妥当と思える価格、なるべく安価なもの
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以上の3点にしぼった。
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実際問題、電子チャートの詳しい内容については、使用例を実見しないと分からない。使っている人を求めて訪ね歩くという気力はなかったし、その点では、一種の賭けみたいな一発勝負だった。
目にとまった電子チャートを挙げると、
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ENC 航海用電子海図 日本水路協会 |
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外航大型船用 媒体=CD−ROM 表示装置=専用機器ECDISを使用 PC用のソフトもあり チャートエリア・精度=海図と同等
価格=説明を読んでも分からない。大変高価という説がある。
評価=対象外 こちらは大型外航船ではないし。価格で折り合いがつくとは思えない。
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ERC 航海用電子参考図 日本水路協会 |
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内航船、漁船等対象 媒体=ICメモリーカード 専用表示機器ECSのみ使用 チャートエリア・精度=未詳
評価=対象外 PCでは見られないので。
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PEC PC用航海参考図 日本水路協会 |
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プレジャーボート用 媒体=CDーROM 表示装置=PC OS:WindowsNT、95、98、Me、2000、XP 表示ソフトは付属している。
チャートエリア・精度=以下の海域(05年末)精度は、簡易チャート並と思われるが、少し粗いという意見もある。
東京湾、伊勢湾及び付近、瀬戸内海東部、瀬戸内海中部、瀬戸内海西部、九州北西部
価格=1枚 12,000円
評価=対象外 全国がカバーされていない。東京湾から北九州まで行くのに72,000円かかる。該当海域だけで使う向きにはいいかもしれないが。
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★日本の電子チャートの現状については、 |
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「きらきら丸」さんの「ENC(航海用電子海図)はヨットに使えるか」で詳しく解説されていてよーく分かります。(06/02)
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*こちらの狙い目は、職業用の高精度であるが高額なチャートでは無く、ヨットで一般に使われている簡易版ということになる。
結果として、上記ENCとPECの中間の精度を持ったチャートで全国をカバーするものとなる。
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Netの海をさがしてさまよっていると、あちこちで、C-MAPという語句を目にした。C-MAPは、どうも海の向こうでは世界標準のようになっているらしくて、主立ったナビゲーション・ソフトがこれに対応している。ソフトがいろいろ選べるのも選択肢となる。米国のWest Marine社のカタログにも載っていたし、ことによると日本のチャートも扱っているかも知れないと、トライしてみることにした。
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C-MAP (サイトはノルウェーだが、本社はイタリアになったようだ。 支社は世界中に散らばる19箇所)
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サイトに行ってみると、ごちゃごちゃして分かりにくいのだが、北アジアのチャートの中に日本のエリアが入っているらしい、ということが想像できた。サイトの見方NEW
結論をいうとこれに決めたわけだが、接触をはじめてから、その道のりは結構遠かった。ここでは、真面目に勉学しなかったツケの薄弱な語学力のせいもあって、試行錯誤した過程は省略してお伝えする。
評価=本命
*C-MAP以外にも日本海域を扱っているところはあるのだが(注)、結果としてさほど高くもなく妥当な価格だったことと、疲れてきたせいもあってこれで打ち止めにした。他についてはどなたか調べてみて下さい。
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