停泊について

●停泊の形態は?
●港・マリーナに舫う
●沖のブイに舫う
●近年、日本一周など、長期にわたりクルージングする人が増えてきました。その場合、漁港に入港して、岸壁に着けたりするケースが殆どです。
外国でのクルージングでは、アンカリングの機会が多いそうですね。
停泊の仕方に彼我の隔たりがありそうですので、海外での停泊の形態について質問いたします。
●---- 海外での停泊の形態にはどのようなものがありますか?
1,港・マリーナに舫う。
2,港の沖のブイに舫う。
3,アンカリング(振れ周り)
の3つの形態がある。
港・マリーナに舫う場合について、
●---- 係留許可はどちらに?(日本では漁協と相場は決まってますが)
海外の多くの港はそれが公の港であれ私的な港であれ、ポートオフィスが有る。
特に指定をされた港(軍港等)を除けば国際VHF 16chで呼び出し入港の許可と停泊の指定を受けることが出来る。
営業時間外でVHFでの連絡が取れない場合は、まず港内に入りVISITORS用の係留場所を探して(クルージングガイドブックにその多くが詳細に書かれている)泊めるか、ポートオフィス前に泊め、オフィスが開いてから届ける。
●---- 無料ですか? 有料ですか? 
パブリックの港であっても完全に無償のところはないと思って間違いない。

●---- 高いですか? 安いですか?
マリーナでは、観光地、国立公園の様な所の場合、100$位ふんだくられる所もある。
地中海、カリブ海、ヨーロッパの港、などはわりあい高いが、日本と比べればはるかに安価である。14mで一泊$30〜$60くらい。マリーナによっては船の長さを制限する所も有る。

港の沖のブイに舫う場合について
----外国の港の写真などを見ると、港内の沖にヨットが整然と並んでいる景色がありますが、そうした場合のことですね。
●---- 許可はどこで受けるのですか? 有料?
ブイもマリーナに泊めるのと同じ、ほとんどが有料。
事前に許可を取り(有料)許可証をもらい停泊する所があったり、
決められた時間内(2時間?)は無料の所(入国手続き等)があるなど、さまざまである。
通常は、ブイに個人所有、有料、時間制限など表示されていることが多い。
●---- ブイは安全?
いかに有料のブイであっても天候によっては流れるし、ブイのラインが切れる事もある。すべての結果は自己責任。

それぞれの場合、これから出かける人へのアドバイスなどありましたら。
◆安全はお金では買えない
●---- “他人を見たら泥棒と思え”
高額の係留量を払ったからと言って、安全を保障してはくれない。盗難、破損等、船から離れるとき、特に夜間無人にする時は要注意。スリッパだって取られる事もある。
安全はお金では買えない。自分で守るしかない。日本はこの点安全。皆“のうてんき”。
気を引き締めて、“他人を見たら泥棒と思え”。
*アンカリングは一番簡単そうでこれがなかなか厄介。一言では語れないので、詳細については別の機会に譲る。

以上ですが、どうでしたでしょうか。お役にたてれば幸いです。
ご質問などございましたらどうぞ。

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