新都玖波 宵の風の巻

連句表紙頁

平成18年5月16日〜6月23日

宵の風の巻
吟人
1 発句 咲き競う色燕子花宵の風  影左
2 蛍放ち茶の湯を立てる 山穂
3 相伴 西方の黄金や得むと船出して 涛青
4 第四 望(もち)の潮入る川泊めの宿 不易
5 月満ちて巧み密かに鳴らす釜
6 折端 陶片に降るもみじ桃山
初折り裏
7 折立 古井戸に廃寺の塀や剥落す 
8   声高く行くコスプレの娘ら
9 ヒヒ群れて雪の夢見る保護区にて
10 花前 ふわりふわりと石鹸玉追う
11 わらしべのゆかりの仏は花衣
12 折端 土筆拾いつつ室生に抜ける
名残の表
13 折立 ひいふうみ名人溢れる湯屋の中 
14 宮廷渡るリュート弾きの手
15 後朝の使いに添える女郎花
16 恋人岬にひとり秋風
17 鏡池月待ち顔や鹿の脚
18 折端 ラピスラズリを星河に添える
名残の裏
19 折立 抱一が団扇で送る蚊遣りかな 
20 うかとは手折れぬ撫子の茎
21 針納め白無垢抱え押し掛ける
22 花前 かぎろひたゆたふ子宝地蔵
23 この春も花の帳のただなかに
24 挙句 ヒマラヤ越えに鶴帰る空

連句俳画

七 古井戸に廃寺の塀や剥落す 易 に付けて
八 声高く行くコスプレの娘ら 青

十八 ラピスラズリを星河に添える 山 に付けて
十九 抱一が団扇で送る蚊遣りかな 青

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