1、掘り出したばかりの筍を早く食べたい気持ちは焦る。この皮を剥くのはどこまでか。ごくりごくりと喉は鳴り続ける。初夏の休日の小さな幸せ。
2.額の汗を冷やし、竹林を吹き抜けるさわやかな風。鯉のぼりの鯉たちもこの風を一杯に飲み込んで悠々と青空を泳いでいるよ。
3.日本は今が新緑の美しい季節、一方、遠くに行ってしまったあの人が住むあの国はどんな感じなのだろう。そして、どんなことを考えて暮らしているのだろう。
明るい将来が描ければよいのだけど・・・
4.結局落ち着く先は。ふりかかる落ち葉を、肩に載せたあの乞食は、ことによると、ヨーロッパに行ったと聞いたあの人では。
5.「後の月」は十三夜のこと。名月にたいして(のちのつき)という。この頃には景色も大分ものさびてきて、冬の到来も予想させるうら寂しい頃。ローマのちょっとオシャレなホームレスの身にはこれからが厳しい季節。そこで、ローマといえば松。松とくれ古城、荒城とくれば月。モノ付けで恐れ入りますが、ご吟味のほどよろしくお願い致します。
6.十三夜に辛さが身にしみたのも遠い昔の話。今じゃ何隻も漁船を持つ太っ腹の網元。
7.大漁で景気が良くほくそ笑んでるようなのが手を出すのが、丁半勝負と相場が決まっている。賽の目は思うようにはいかないもの、その身の行く末は、 ころころころころと転がり、流れ流れて高松あたり。燧灘では、小舟操るその日暮らしとあいなりまする。
8.ひうち灘では今、虹がかかっている。冬のこの季節にはとても珍しく、なんだか神様がそこにいらっしゃるみたいにに清らか。賽の目、流れ流れの生活にも一筋の光が見えてきた。
9.元気に遊ぶ子供達の声がひときわ高く、歓声となった。その声に大人達も出てきて、美しい冬の虹に皆うっとり、春が近いことを感じて気持ちが弾んでくる。
10.小さな子もまじっているのだろう、叫んでいる意味もおぼつかない。おや、鶯が鳴いたようだが、まだ幼くて同様舌足らずのようだが、確かに今年の初音だ。春は確実に近づいている。
11.「春山万花の艶やかさと秋山千葉の彩とどちらに心が惹かれるか。」この問いに、額田女王は惑う思いを歌で表したと言います。
12.曾良の「歌書よりも軍書に哀し吉野山」をパクリて、太平記を連想。もっとも、前句からは女人の輿とも。密かに思い人に逢いにゆく風情とも。
13.輿に乗った先は とても静かな夏の午後の時間。時代は江戸かあるいは今、どちらでも。金魚売の威勢のよい声に静寂が破られます。
14.金魚売りの声が鳴り響く町の中、簾の向こうには夏の午後のまどろみの風情がある。浴衣を着た女性が団扇で風を仰いでる姿か、男性が冷たいビールを一気に飲み干している姿か。日本の夏の風景ですね。
15.解釈は、皆さんにお願いしようかな。
ヒント:御簾の中にいるのはやんごとなき高貴なさるお方です。さる上皇のお后で、天皇ふたかた(後の上皇)の母君です。句の主人公にとってはかなわぬ 恋なのです。さて、それぞれの名前はいかに?
16.かの西行さんは想いを立ちきって出家されたようだが、我想いは浜に打ち寄せては返す高い波のように大きくなるばかりだ。
17.旅路の途中、日も暮れてとある村に宿を乞う風情。村の家々の明かりが海と高さを同じくしている。まるで白波が村の内まで入り込んでくるような小村。貧しいながらもほの暖かき伊豆や房州あたりの村をイメージ。
初汐は満月の夜の大潮のこと。干満の差が最も大きい時期。
18.半農の村にもコンビニがあります。普段は静かなのに、今宵月夜はコンビニのまわりも続々老若男女がたむろして、にぎやかです。より一層明るい夜のひとときです。
19.コンビニで買い込んだ総菜を家で食する。旬の芋煮も「自分で作るより旨い・悔しい!」。もしくは、子供なんかが「お母さんが作るより美味しいジャン」などとブツブツ
つぶやく秋の夜。
20.まだ午前中なのにお腹がすきました。忙しいのだけれど頭は食べ物のことでいっぱい、お昼何を食べよう、それから今夜何作ろaう。余計なことばかり考えてしまいます。
21.神泉苑の雨乞いを遠くから見物。おや、坊さんが九字を切っている。九字は確か護身の法のはず。なかなか雨が降らないので、少々あせりぎみ。ならばこれではどうかと次の手順(メニュー)を考えながのご祈とう(仕事)の真っ最中。
22.ほおかむりして顔を隠してゆくのは、夏に雨乞いで失敗して権威喪失したあのエセ坊主ではないか。春一番の風は格好の隠れ蓑。
23.春一番が吹き荒れても漁を休まなかった漁師たち。お花見日より今日は漁はお休み。
桜の名所の対岸へ、お花見に行くために船を出す...
24.栖遅(せいち)は官に仕えず世を避けて田園に隠棲すること。春の水と孤影の雲と閑居。みはるかす彼方の岬には春霞。貧なるもこころ長閑な自由人とおおらかな自然。