新都玖波 筍の巻

連句表紙頁

     平成15.5.1〜7.23 卷了

筍の巻
吟人
1 立句 筍やむけどもむけども喉が鳴り 山穂 夏  
2 鯉に飲まれし緑の風よ 海市
3 第三 遠い君描く未来は何色に 瑞菜
4 第四 落ち葉纏いたローマの物乞い 涛青
5 身にしむや古城の松の後の月 不易
6 折端 大漁旗にほくそ笑む秋
7 折立 賽の目のころがる先や燧灘
8   冬の虹から神が降りたり
9   丘の上春待つ子らの声高く
10 花前 舌足らずの初音かすかに
11 いにしえの妃も惑わすか花千本
12 折端 霞隠れに輿で越え行く
13   金魚売まどろむ午後の風となり 
14   簾の影に揺れる袖口
15   北面のしきたり捨つる苫屋かな
16   想いを映すや高き白波
17   半農の初汐背負う村に入る
18 コンビニあたりも華やぐ月夜

19 折立 総菜の芋煮を前に独り言
20   仕事の最中メニュー考え
21   雨乞いの僧や遠目に九字を切り
22 花前 春一番にほおかむりして
23 海峡の先に爛漫の花霞
24 挙句 春水栖遅一片の雲


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