新都玖波 進行中の巻

連句表紙頁

「さわさわの巻」  平成15.9.17〜10.17

さわさわの巻 吟人
1 発句 さわさわと萩の手招く路地の角  海市 秋 
2 香り勝れり新酒利く宿 涛青
3 相伴 満ちてまた今宵の月を友として 山穂
4 第四 オーストラリアに明日旅立つ 瑞菜
5 人の世は右か左かコイン投げ
6 折端 すやすや眠る赤子微笑みて
7 折立 おかっぱの勝気な君の影を踏み 
8   働き者の床屋へ嫁ぐ
9   うらうらと蟹の這い出る春の汐
10 花前 種蒔き日和に気ぜわしくなり
11 風吹かば今を盛りに花と人
12 折端 裾ひる返し灼熱を舞う
13   迷いごと糧となりけり夏の空
14 東下りの日取り数える
15 菊の香に心ひきたて時惜しむ
16 遺る身には秋のつれなき
17 蟋蟀蟻塚の月拝みおり
18 折端 コスモスそよぎペダル煌めく
19 折立 湯に遊び揺らめきながら冬ごもり
20 這い出す熊の伸びをひとつ
21 天仰ぎ五風十雨の時を待つ
22 花前 伊賀に隠りて山繭を飼う
23 花の里香りに誘われ足袋を履く
24 挙句 燕飛来す春の曙

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