新都玖波 進行中の巻

連句表紙頁

「桜海老の巻」   平成17.2.8〜3.9     

桜海老の巻
吟人
1 発句 桜えび目玉おのおの不二の嶺  影左 春 
2 白帆の寄する沖の鯛網 涛青
3 相伴 うぐいすの初音と過ぎる切り通し 不易
4 第四 馬を駆り立て街を見下ろす 山穂
5 月昇り鹿の斑なるか滝しぶき
6 折端 銘酒を映す秋の夕影
初折り裏
7 折立 新米にしたり顔なる杜氏見習い
8   赤い鼻緒を送るふる里
9   水を打つ白きうなじにほつれ髪
10 花前 手鏡に紅庭に頬白
11 散る花も歓びありや春の宵
12 折端 都踊の衣裳合わせる
名残の表
13   少年も相馬野馬追土の汗 
14   わがもの顔の浴衣短し
15   やや寒の稽古帰りか角力取り
16   八朔しらず禿にさとされ
17 焦がれ果て月盗人となりにけり
18 折端 脚から溶ける雪女の湯
名残の裏
19 折立 峪を裂き猿声悲し峠道 
20 ギアナ高地に雨一頻り
21 天行くは祭り囃子か雷神か
22 花前 川面を揺らす雛を送りて
23 うらうらとしずしず暮るる花の午後
24 挙句 陽炎に乗りたんぽぽがゆく

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