新都玖波 進行中の巻

連句表紙頁

「幼子の巻」  平成16.1.6〜3.29

幼子の巻
吟人
1 発句 幼子に教え諭され睦月かな 瑞菜  春 
2 梅を招(お)きつつ老いを養ふ 不易  春
3 相伴 大志抱く旅の間に間に春立ちて 山穂  春
4 第四 銀河のほとりひとりさまよう 涛青  秋
5 有明や睫に憩う朝露の 海市  秋
6 折端 椋鳥渡る東(ひんがし)の空  秋
初折裏
7 折立 ふるさとへ運ぶ潮路のもどかしや 
8   グラスにカラリ汗と戯る
9 春風邪に愚図る病の子を寝かせ
10 花前 湯気の向こうに浅蜊売りの声
11 咲き誇りみな祭り舞う花衣
12 折端 ひとり食する夜の帳に
名残表
13 縁側の猫まどろむや薔薇の庭 
14 里のたよりも絶えて三年
15 子供らの地面踏みしむ秋麗
16 車窓にもたれ流星なぞり
17 月落ちて時計の針を聞く夜かな
18 折端 庵主は若き山寺の坊
名残裏
19 折立 白妙を纏ううなじに時雨差し 
20 肩すぼめゆく路地の物売り
21 願いこめバレンタインディ打ち回る
22 花前 早蕨くるむ北国新聞
23 過ぎ去りし日々の形見や花の影
24 挙句 鮒のあくびや水温む池

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