新都玖波 進行中の巻

連句表紙頁

「水温の巻」  平成15.2.20〜4.14巻了

水温の巻
吟人
1 立句 水温み荷運ぶ君が駆け抜ける  瑞菜 春  
2 陽のやさしさや忘れ雪舞う 山穂
3 第三 寝たふりの猫起き出して春ごたつ 海市
4 第四 つかえてむせるふいの客 不易
5 蔦葛ドッキリするよな月昇る  濤青
6 折端 琥珀も揺れる一人の夜長
7 折立 秋風の吹き尽くしたるや尾花原 
8   真白き世界冬来る朝
9   煙草手に寝ぼけ眼で窓を開け
10 花前 仄かに暮るる春雨を聴く
11 我ここにあでやかに舞う花吹雪
12 折端 訪ね来て見よ城山の春
13   懐かしき声近づきて石畳 
14   ラムネはじける夏の思い出
15   親のない子にもやさしき夜店の灯
16   枯れ野に響くサックスの音色
17   ジルバルンバ汗ばむうなじ白き夜長
18 グラスに映る月飲み干して
19 折立 秋祭りうさぎふらふら草を食む
20   猟師の手には市松人形
21   はつなつの風軽やかに胸を撫で
22 花前 深山の里に僧の摘むお茶
23 背に燃えるひと花残し時を行く
24 挙句 生け捕ったるは浅蜊の大将

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