「松茸にの巻」

連句表紙頁

   平成19年11月6日〜平成20年2月20日

松茸の巻
吟人
1 発句 松茸に歯のはなししてうどん吸う 浦霞 影左
2 せめて香りにと土瓶蒸し 花見川涛青
3 相伴 行く末の身を暖むる後の月 小倉庵不易
4 第四 よろけ蜂にも小春日注ぐ
5 時雨来てカラスもかすむ木守柿
6 折端 滔々として沖の暮れゆく
初折り裏
7 折立 旗湧きて騎馬が波立つ野馬祭 
8   踏まれてもなおどっこいタンポポ
9 ひとしきり春雨濡るる仮住居
10 花舞う土手に赤児這い出し
11 富士川の翁の語る捨て子地蔵
12 折端 梅雨の晴れ間に衣ひろげる
名残の表
13 折立 キアゲハの一生彩る羽根模様 
14 海峡を越へアラベスク燃ゆ
15 新走り呑むほど絡む蔦葛
16 自然薯掘りの夢十夜かも
17 満月になれば食べ頃と言う子かな
18 折端 絣の丈の日増し短し
名残の裏
19 折立 白鳥に変じ麗し今日二十歳(はたち) 
20 石でぶたれる老いの後先
21 行く春の遠寺の鐘やこもごもと
22 花前 頬白一羽待合いに寄る
23 触れあう指そぞろ歩きの花の宵
24 挙句 浮き名の絶えぬ宮のお手植え

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