新都玖波 

連句表紙頁

「毛糸玉の巻」   平成17年11月16日〜18年2月1日    

毛糸玉の巻
吟人
1 発句 コロコロと指先じゃれる毛糸玉 山穂
2 転がす先に炭の四俵 不易
3 相伴 日和待つ伊豆の湊の下り塩 涛青
4 第四 竜の落とし子揺れて秋風 影左
5 月満ちて煎じ薬の苦きこと
6 折端 光射しても虚ろな夜長
初折り裏
7 折立 雨上がり苺ころりと生まれけり
8   めぐりめぐりて観音の微笑(えみ)
9 軒先に茶菓子を並べ迎え出る
10 花前 百千鳥(ももちどり)寄る里の藪垣
11 訪へば行き違いなり花の午後
12 折端 春雷鳴りて子らの目光る
名残の表
13 初舞台プラハの路地の操り師 
14 行水すればすぐ天下取り
15 クモザルの吠える彼方に虹二重(ふたえ)
16 囚われの身は蓑虫に似て
17 皓々と尼僧の袖に月明かり
18 折端 細きかいなに手折る刈萱
名残の裏
19 折立 逢いたさに雪の街角足早に 
20 下駄音しみる万両の実よ
21 千金の値(あたい)付けたる木曽桧
22 花前 都いでたち草萌を知る
23 黄昏や牛動かずに花の風
24 挙句 陽炎ゆれる御身も揺れる

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