新都玖波 進行中の巻

連句表紙頁

「春の宵の巻」   平成17年3月24日〜5月24日     

春の宵の巻
吟人
1 発句 人もまたそぞろ歩きに春の宵 涛青
2 おぼろ浮き出る市中(いちなか)の影 不易
3 相伴 唐傘で春雨よけても足袋濡れし 影左
4 第四 星降る夜にぽつりつぶやき 山穂
5 背や寂し月見西行後ろ向き
6 折端 なにやらゆかしシギたつ夕べ
初折り裏
7 折立 竹竿に飛び跳ねかける干し布団 
8   夕餉にたどる寒シジミの里
9   春待つや路上の人に雨紛紛
10 花前 庇借り入る蝶と堂籠り
11 さ緑の尾根を屏風に花見かな
12 折端 湯殿めぐりて坂上り下り
名残の表
13 折立 刀身に青葉を映す田舎鍛治  
14   田の草取りに星ひとつ三つ
15   見栄を張りアルルのカフェで淑女顔
16   傘をこぼれし野点の紅葉(もみじ)
17 名月や町白々と眠りけり
18 折端 竹取習う盆の狂言
名残の裏
19 折立 雪なずな背負いて笑う太郎冠者
20   水に重ねる寒漉きの皺
21   簀や並ぶヒビの入り江の母が門に
22 花前 菜飯を好む齢(よはい)となりて
23 花満ちて散りこぼるゝは福笑ひ
24 挙句 短夜明けて飛び去る蛍    

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