コッツウォルズ丘陵
ヒドコート・マナー・ガーデン
Hidcote Manor Garden
キフツゲイト・コート
Kiftsgate Court
コッツウォルズ丘陵(2)
バーンズリー・ハウス
Barnsley House
個人のお庭
寄り道そのほかの見どころ
開園期間 | |
入園料 | |
交通手段 |
イチイやホーンビームの生垣に囲まれ、それぞれ異なった特色をもつ25の区画(ガーデンルーム)からなるこの庭は、今日のイギリスの庭園設計に大きな影響を与えてきたことで、英国のみならず世界中に名が知られています。
けれども意外にも、その造園主は、今世紀初頭イングランドに移住してきたローレンス・ジョンストンというアメリカ人だったのです。彼は実に30年の歳月をかけて、この庭を完成させたといいます。
生垣と芝生だけで構成された南北200mもある緑一色のロングウォークをはじめ、赤系の花や葉の植物でまとめたレッドボーダー、小鳥の形に刈り込まれたトピアリーを配したホワイトガーデンなど、ある色彩をテーマにしつつ、ひとつひとつが異なったスタイルでまとめられ、たった一度の訪問では、とてもそのいちいちを理解することはできません。
モティスフォントと同様に、ここも1948年以来ナショナルトラストの管理下に。
4〜9月は11:00〜19:00、10月は11:00〜18:00 (最終入場は閉園または日没の1時間前) 火・金休み。ただし6・7月は金のみ休み。 |
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£5.30(約1060円) | |
モートン・イン・マーシュ Moreton-in-Marsh またはイプシャム Eveshamからタクシー。両駅ともロンドンから行く場合は、パディントン駅からオックスフォード〜ウースター〜ヘレフォード方面行きの列車で。 |
眼を奪う変化の妙
ヒドコートの庭の変化に富んださまは、他の追随を許さないでしょう。
各ガーデンルームは四角く刈り込まれた高い生垣で囲まれ、そこに穿たれたゲートをくぐり抜けるたびに、私たちはたった今見たものとはまったく別の趣の庭を目にすることになります。
そして、丈の高い野生の草花の間を分け入るようにして川沿いの小道をたどると、急に視界がひらけて、緑はるかな牧草地に白い羊の群れをみとめたりもするのです。
★訪れたのは7月7日(月)。やはりここの花たちも、もう2週間ほど前なら‥‥と悔やまれる状態でした。見物客はかなりの数。とはいえ、日本の行楽地のようにゾロゾロと行列をつくるほどではありませんでしたが。
★じつはこの庭へは、イギリスに住む友人の知り合いに車で連れていってもらったため、上に記した交通手段を実際には試してはおりません。それに、普通の日本人旅行者なら、ここまではるばる来たからにはついでにコッツウォルズ巡りもしたい、彼のシェイクスピアの故郷ストラットフォード・アポン・エイボンまで足を伸ばしたい‥‥となるでしょうから、鉄道を利用するよりはバス・ツアーがおすすめ。できればレンタカーで回るのがいちばんです。
ヒドコート・マナーとは目と鼻の先にあるプライベートガーデン。
1918年に夫とともに移り住んだヘザー・ミュアー夫人以来、その娘、孫娘と、三代の女性によって作られ維持されてきたこの庭園は、その名も‘キフツゲイト’というイギリス最大(25m)のつるバラが見られることでも有名。
ヒドコートとくらべると規模ははるかに小さいけれど、風格ある古いお屋敷の庭という印象です。
4、5、8、9月は水、木、日の14:00〜18:00。 6、7月は、水、木、土、日の12:00〜18:00 |
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£3.50(約700円)、6、7月は£3(約600円) | |
ヒドコート・マナーと同じ。 |
★開園時間から考えると、午前中からヒドコートへ行き、午後の残りの時間をキフツゲイトに当てるというのがいいように思われますが、規模が大きく変化に富んだヒドコートのあとでは、もうひとつ別の庭を訪ねるエネルギーが残っているかどうか‥‥。
★有名な樹齢60年というつるバラ‘キフツゲイトは’、鬱蒼とした木々の枝をかいくぐって天へと伸びています。花は素朴な一重の白。中国バラから派生したと考えられている原種に近い生命力旺盛なバラで、専門書には“見せたくない所を隠すのに最適な品種”などと書かれています。ただし、これもあちらの住居や庭の規模を頭においてのお話。
Kiftsgate Court Gardens Official HP | http://www.kiftsgate.co.uk/ キフツゲイト・コートの詳しい情報が得られます。 |
Cots Wolds (2)
Rose Gardens
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