星座と神話

はくちょう座
Cygnus

<北の十字星>
七夕の牽牛アルタイルと織女ベガとに挟まれた銀河のちょっと上方に、おなじみの十字架のようにかかる星座です。南十字星にたいして北の十字星とも呼ばれますが、南十字星より数倍も大きく存在感があります。飛ぶ白鳥に見立てて、天の川に平行な線が胴体で、交差する線は翼になります。尻尾のところにあるのが、一等星デネブです。牽牛織女とデネブで夏の大三角形を形作ります。
デネブは、アルタイルとベガに比べると明るさでみおとりしますが、それは、他の2つの星とは比較にならないぐらい遠くにあるからで、たいへんな巨大星なのです。
くちばしにある星アルビオレは、金色とグリーンの美しい2重星で有名です。機会があったら望遠鏡で覗いて見て下さい。倍率の高い双眼鏡でも見えるそうです。

<ギリシア神話>
例によって、大神ゼウスが、人妻レダに懸想して、彼女をごまかすために白鳥に姿を変えて接近したその時の姿とされています。そしてこのことは人間界に争いの種を播くことになります。ゼウスさんには困ったものです。


図 Bayer Uranometria 1732 ed.