志摩半島行き 航行の状況

夢の島 → 五ヵ所湾・志摩ヨットハーバー

航程   200マイル弱。 3日間

気象、海況、人員等の要因によりさまざまな様相を呈する。

実績が無い場合には、大事を取り無理は禁物。

留意する海域 以下の海域を除けばさほどのことはない。 

  注意海域  神子元島付近  本船が錯綜する。

        布施田水道   志摩半島南岸・大王崎を回った箇所 岩礁地域で航路を通る。

  避難港の欠如  遠州灘は、御前崎・志摩半島間は避難港はない。

 対応      

  上記の海域は、夜間航行を避ける。

  気象状況の把握、乗員の体調など今後24時間の確実な予測に基づく。

気象  当日でなければ分からない。しかし、確実に予報を入手するのが肝要。

潮流  航行時間にかかわるので、海上保安庁の水路部の最新データーに基づいて効率の  よいコースを決定する。

夜間航行 

    視界不良、その予報が出ている場合は航行を見合わせる。

 本船  往来が激しいことが予想される。前後左右注意を怠らない。

     見える方位が変わらない本船は要注意。

     片舷の明かりだけが見えても真横に行くとは限らない。大きい船は斜めに近づいてくることがある。双眼鏡で確認すれば分かる。

     常に早めの避航行動。距離15マイルで視認した20ノットの本船と5ノットのヨットが行き合う場合、そのままでは30分たらずで衝突することに留意。 

 灯台  GPSによる見込み判断はせず、ストップウォッチで確実に計測し、その都度チャートで確認。

 寄港 乗員の体調等を勘案し、休息が必要となる場合がある。先を読む判断が肝要。

以上の状況の基づき行きの航行プランは、以下の如く提案する。

第1案  寄港は三崎  3日間  避難港:伊東、稲取、下田、御前崎

 夢の島 → 三崎港(夕食・休息) 航程35M 時間調整の後、夜間出港

 三崎 →  神子元島回り       45  神子元島は朝、明るくなって

 神子元島 → 大王崎        105  大王崎は明るくなって接近

 大王崎 → 五ヵ所湾         12 

   第一夜の食事をしっかり取れる。

   下田港を補給・避難港として使える。 

第2案  ノンストップ 2晩   避難港:三崎、波浮、下田、御前崎

 夢の島 → 大島回り 利島との間を西行

 大島 →  神子島  朝に神子元島を通過、以下は第1案に同じ

   2オーバーナイト走行の練習。距離は長くなる。

   大島、利島間は、時刻による潮流を把握する必要がある。