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鍋を囲む雰囲気でお豆腐 今回は、ちょっと手間と時間がかかるが、その時間と手間を人と共有して、楽しいひとときを過ごしましょう。いわゆるスローフードというやっちゃな。 |
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ご存じの方も当然多いかと思いますが、念のため。 | 内容物を、お湯であたためる調理法です。 直火による熱の遍在を抑え、万遍なくあたためると同時に、お湯により温度の上昇が一定に抑えられます。いわゆるソフトなあたため方法ということですね。 したがって、二重の容器を必要とします。 |
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用意するお道具 | 湯煎ができる鍋のようなもの2種。ここでは、生湯葉もつくりますので、なるべく表面積の大きいものがベターですね。丸よりも四角の方が湯葉が大きくとれますね。でも、あるものを代用する智恵を発揮しましょう。 ここでは、バットを2個使いました。けっこううまくいきましたよ。 外側のバットは、直火に耐えられるものが必要なので、ステンレスのものを使いました。 内側の器には、一回りちいさいオーブントースター用のトレーを使いました。 外側の器に水をはり、内側の器に豆腐の素を入れることになります。 内側の容器は、お湯に接した状態にしなければなりません。外側の容器との間に何かをかませて沈まない工夫がいります。ちょうどいい厚みの箸置きがありましたので、4個を下敷きにして内側の容器を支えました。 |
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用意する材料 | ◇豆乳 無調整となっているもの。豆腐ができますと表示されています。 ◇天然にがり *豆乳には、にがりがパックで付いています。これを使ってもいいのですが、今回使用した海洋ミネラルが豊富な天然にがりは、重厚な味を演出してくれるようです。 ◇薬味 おかかとかネギとか、わさびとかお好みで |
ご参考までに、 今回使用したのは |
★豆乳 「北海道産丸大豆・無調整豆乳」発売元=太子食品工業 ★にがり「インドネシア産天然にがり・まどぅら」 発売元=おちあいどっとこむ (上の写真) |
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まずは、生湯葉を賞味いたしましょう。 | 1、豆乳を、容器に入れます。 2、火をつけて外側の容器をあたためます。 それだけです。 |
豆乳を入れてあたためているところ | |
豆乳の表面に薄い膜ができてきます(牛乳をあたためると被膜ができるのと同じですね) | |
膜状のものをお箸でつまみ揚げます。 これが出来立て生湯葉の汲み揚げというものです |
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汲み揚げ湯葉をいただきます。 | あったか湯葉は、湯豆腐のたれや、お醤油でいただきます。 私はお醤油をちょいたらしていただくのが好きですが、わさびなどもいけるかもしれませんね。 一回でできる湯葉はほんの少量ですが、濃厚な味がじんわり伝わってきて、なかなか普段はお目にかかれないなという芳醇な気分に浸れます。 いわゆる料亭の味というものでしょうか。 |
焦って待つか、ゆったり待つか | 1回で一人分ですから、次の人は出来るまで待たなければなりません。細切りにしてみんなで分けるなんぞは、民主主義教育の弊害です。固唾をのんで見守る中で、ひとりだけごっくん極楽という醍醐味を満喫するのがよろしいでしょう。 次回まではおよそ、3分から5分というところですか。こういうところで焦ると、人物の地が出ます。お酒を飲んで、鷹揚に譲り合ってこそ、おいしくなろうというものです。 |
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メインイベント 豆腐をつくる |
湯葉が万遍なく行き渡ったら、いよいよあったかいおいしいお豆腐の出番です。 湯葉をつくって豆乳が減ってしまったら、豆乳を足しましょう。 ◇天然にがりを投入して、混ざるように万遍なくかき混ぜます。 にがりの量は、500mlの豆乳には大さじ1杯程度の割合ですね。 これで、お終い。固まるまで、また待ちましょう。 |
にがりを入れてかき混ぜたところ。すぐに固化していきます。でも、まだですよ。 | |
水気がかなり減ってきたら、おぼろ豆腐の出来上がり | |
美味しいですよー。市販のお豆腐ではなかなか味わえないものです。そして、団欒の楽しさも。 | |
ポイント | お湯はあまり沸騰させず、状態を一定に保つように火を調節します。 |
ご注意 | ヨットでは、停泊中でも曳き波で大揺れすると、ちょっと悲惨なことになりかねません。やっぱ陸でのものでしょうね。 |